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ウィズコロナの生活習慣

2020.07.19 医学一般 新型コロナ感染症 最新医学情報

新型コロナの感染者数が増えてきています。

下のグラフでわかるように検査数が増えているのも一因ですが、無症状の方が多く含まれます。ここで注意したいのは陽性率が上がってきていることで、市中感染が拡大していることを意味します。

 

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現在のところ若い方の感染が主なので重症例が少ないですが、若い方を介しての二次感染も増えてきており、これからの数週間が焦点となります。

すでに東京では新たな入院患者は毎日40人前後で推移しており、700床残っているコロナ専門ベッドは近日中に飽和することが懸念されています。

やはり夜の街での感染が多いので自粛するしか方法はありませんが、予算がない状態で国も自治体も緊急事態宣言のような強い規制はできないので自己管理を心がけるしかないでしょう。

 

ウィズコロナはいつまで続くかわかりません。

世界の動向を見ると長期にわたる可能性が高いと思われます。

 

学校の投稿制限、テレワーク、ジムの営業自粛などで運動の機会が減って体重が増加してしまう方が増えています。この傾向は全年齢で確認されています。

コロナに対抗して健康的な生活を送ることはけして簡単ではありません。

 

 

当院の人間ドックでは内臓脂肪CTを行います。

脂肪、筋肉の分布パターンを見ることで食事や運動の質を正確に反映します。

 

以下の画像で内臓脂肪は赤、皮下脂肪は青で表示されます。

腹直筋、腹斜筋、背筋、腸腰筋の状態もわかります。

この例はほぼ理想で死亡が少なく筋肉がバランスよく発達しています。

運動や食事の内容が優れていることが分かります。

 

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以下の方は赤の内臓脂肪の面積が大変多く筋肉は萎縮しています。

運動不足、過食が結果として表れています。

 

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食事、運動でのダイエット成功例をご紹介します。

ウィズコロナでの生活の参考になるかと思います。

 

「ケース1」

 

減量例 3
40代男性   3年で20Kg減量した例です。
以前はLDL(悪玉)コレステロールが高く内服治療を開始していただきましたが、今回は内服しなくてもHDL(善玉)コレステロール優位となって内服治療は必要なくなりました。
成功の理由は、
「ジムで食事と運動の指導を受け、その後も継続したこと」
「ラーメンが好きで頻繁に食べていたのをやめて食事を改善したこと」
だそうです。
とはいえここまで減量できた例はまれです。
画像では左が三年前、右が現在です。
赤い内臓脂肪と青い皮下脂肪ともに大分減っています。
灰色が筋肉の部分ですが、特に画面右側の腹直筋が発達しています。
食事療法と運動療法を共にこれだけのレベルで継続維持するのは困難ですが、習慣になってしまっているので現在は特にきつかったり我慢している感じではないそうです。
メタボリックシンドロームは別名生活習慣病と呼ばれます。
いい習慣がルーチン化してしまうと続きます。

 

 

「ケース2」
前回と同じような方が来られたのでご報告します。

半年で22Kg減量しました。
1年前に人間ドックを受診された方です。
この半年有名なダイエットの施設で専属トレーナーの指導のもと食事・運動療法を続けられました。
多分大変な努力をされたと思うのですが、ご本人はトレーナーの指導に共感し納得できたことが成功の理由とおっしゃいます。
この方も当初は内服治療を要する状態でしたが、今回はすべてのデータが正常値化し必要がなくなりました。
最近パーソナルトレーナーが細かく指導しダイエットや筋力増強を成功に導く例をたくさん見るようになってきています。
最初の費用は高額なことが多いですが、3か月や4か月以降は月に一度の目標達成のチェックでも状態を維持できるようです。
もちろんすべての方が成功するわけではありませんが、ある程度のモチベーションがあって、その方に合った適切な指導を受け、ご本人が納得して続ける環境が整うと成功するようです。

 

減量例 5

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